
今年も大阪城の梅林を訪ねてきました。
いよいよ春らしい暖かさを感じ始めた今日このごろ。大阪は連日快晴続き。今期は刺すような冬の寒さを感じることなく春へと向かいそうですね。(※1年前の投稿を読み返してみると昨年も暖冬だったようです。)
昨年大阪城の梅林を訪ねたときは、そのとき手元にやってきた標準ズームレンズのXF16-80mmF4 R OIS WRを装備していきましたが、今回はかなーり昔から手にしていた望遠ズームレンズのXF55-200mmF3.5-4.8を持参しました。
そう、ウメジロー狙いです。
※X RAW STUDIOおよびLightroomで現像しています。
賑わいを取りもどしつつある大阪城公園

この日は厚手のジャケットが場違いなくらいの暖かさ。大阪城公園の様子はというと、ちょうど昨年コロナウイルスが拡大し始めた時期と比べて散策する人はだいぶ増え、外堀の水面も少し元気を取り戻したのかのように温かみを帯びて感じます。
桜はまだツボミの状態。
今年も集まってのお花見は難しいでしょうか。昨年よりはお花見へ気軽に出歩ける雰囲気になってきたかなと少し期待しているのですが。


XF55-200mmF3.5-4.8から覗く世界は久方ぶり。遠くにある被写体を、手が届きそうなところまで引き寄せる。普段目にしている世界とは別世界を創り出す魔法のレンズ。毎度新鮮さが半端ない(語彙力)。
富士の楽しみ。フィルムシミュレーション
ここでいつもの悩みがひとつ。
目的地にたどり着く直前までどのフィルムシミュレーションで表現しようかあれでもないこれでもないと悩んでいました。PROVIAかPro Neg.Hi、はたまた情緒あふれるクラシッククロームも捨てがたい。


今回は被写体と気分に合わせ、ASTIAを選択することにしました。
ウメジローと梅の花が被写体だから鮮やかな色合いが欲しいというのも理由のひとつ。また(私事ですが)試験終わりで気持ちが晴れやかになってたからというのも理由です。
気分に合わせてフィルムシミュレーションを選ぶ。これも富士の楽しみのひとつ。
3年ほど前は彩り豊かなこのASTIAを好んで表現していました。空の鮮やかなブルーも好きなのですが、人の肌の柔らかな調子もお気に入りだったからです。(その後、富士ブロガーさんの写真を拝見するようになって標準であるPLOVIAをの良さを体感したくなり、今ではすっかり常用するフィルムシミュレーションになりました。)

ウメジローとの再会
昨年は会うことが叶わなかったウメジローに出会うことができました。事前にInstagramで梅林の様子を検索して判断するのが僕のやり方。そして冒頭でも書いたように、この望遠ズームレンズを持参したのは彼らを写真におさめるため。
昨年は一体どこに行っていたのやら、全くいる気配のなかったウメジローがカメラマンの前をあっちこっちに行ったり来たり。


それにしても撮り方が単調ですね^^;
被写体の背後に枝が入り込むと、黒い線になってしまい色が滲んでしまう。。。
「停まってるメジロなんかみんな撮っとるよ」と誰かが言ったセリフが耳に痛い。
確かに花の蜜を吸っているメジロを撮ることはそんなに難しいことではないんですよね。それでも連続撮影でようやくというのが僕の実力。シャッタースピードを調整して羽根を広げていざ飛び立つ瞬間を!、そんな写真を狙いにいく気概が必要なんだろうなぁと思い、自分の腕の乏しさに少し自信をなくしました。

可愛い
けど、その眼差しは意外と鋭い。。。

梅の花を愛でる


望遠端で味わうボケは至極のもの。

梅の花は7部咲き。お花見をするには十分な先咲き具合。
ただ、梅の花を撮りたいのにウメジローが近づいてきては思わず彼らに標準を合わせてしまう。まるでご飯を食べてる横で猫じゃらしをチラつかせてそわそわしているネコのような気持ちでした。


望遠端では写り込む世界も整理がしやすい。でも望遠のアドバンテージを活かした撮り方というのがまだイマイチ掴めてなくて、自分が撮った写真に物足りなさを感じました。


最後にXF55-200mmF3.5-4.8の望遠ズームレンズについてもう少しだけ。
2、3年前は本当によくもまぁ後先考えもせずレンズを買っていましたw
このXF55-200mmF3.5-4.8もそのひとつで、どういった理由でこのレンズを手にしたのか記憶が定かではありません。おそらく「望遠への憧れ」とかその程度の動機です。苦笑
ただ望遠は僕の手持ちラインナップ他のどのレンズにも替えが効かない画角を有するので必需品。その軽量とは言えない重量にも関わらず日本国内だけでなく海外旅行の時でも、良い景色をおさめたいとカバンに忍ばせてきました。
コロナウィルスが終息を迎え、また海外旅行にも行けるようになったら、このレンズを持って目に映る新しい景色をおさめていきたいですね。