初夏の色を探しに、カメラとお出かけ(XF18mmF2 R, X-Pro2)

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/2500, F5.6, ISO400, Velvia

ご無沙汰してます、2ヶ月ぶりの投稿です。室内で過ごす時間が増えたため昔に撮った写真(作例)をもとにレンズのレビュー記事をしようとしていたら、散らかった部屋の片付けの方に夢中になってしまい、気がつけば情勢は緩和の方向に動き出していました。

しばらくお預けにしていた写欲もぼちぼちと湧いてきたので、久しぶりにカメラ片手にマスクを着けて。とは言っても人がたくさん集まるところに行くのはまだ注意したいところ。そこで人との接触が少なくすむ季節感を味わえる場所を求めて、初夏の海を訪ねてみました。

カメラもレンズもたまに電源を入れる、からの放置でしたので、梅雨目前だけどもカビてないか既に心配です汗。何より自分の腕が錆びついていそうです。

※空の色を表現するために、一部Lightroomで現像しています。

空と海を彩る初夏の日差し

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/4700, F5.6, ISO400, Velvia

今回お出かけした海は、関西国際空港の対岸「りんかいマーブルビーチ」という人工のロングビーチです。マーブル(大理石)の丸い石がたわわに転がっていて白一面の浜辺がとても眩しいのですが、いかんせん白い石だから砂浜と同じく陽の照り返しがハンパない。夏本番はまだまだ先とはいえ暑いのなんの。1時間もいなかったのに肌は日焼けをして真っ赤です。マスクに気を取られて日焼け止めを用意するのをすっかり忘れていました。

対岸にある関西国際空港を望遠ズームレンズXF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISで眺めて見ようと考えていたのですが、飛行機の本数も大幅に減っているようで、全く飛び立つ気配がありません。

念のためと思いXF18mmF2 Rを携帯していたので、このレンズでビーチの様子をスナップすることに。

長〜〜〜〜〜いお付き合い。焦点距離18mm

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/6400, F2, ISO400, Pro Neg. Hi
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/1500, F5.6, ISO400, Velvia

35mm換算で27mmに相当する視野をもつ単焦点レンズXF18mmF2 R。X-pro2を手にするときに、必ずこのレンズはゲットすると決めていました。

カメラを始めて間もない頃の私の愛機はFUJIFILMのコンパクトデジタルカメラX100Tです。23mmF2の単焦点レンズを搭載したこのX100Tに、18mmのワイドコンバージョンレンズをつけて、ご近所スナップから旅行までと様々な場所を撮りに行った思い出があります。おそらくそのときの焦点距離の感覚が身体に染みついているのでしょう。パンケーキレンズとも呼ばれる薄くて軽いXF18mmF2 Rは、ボディに装着していても携帯に煩わされることがありません。画角も広いので、旅先の風景を収めるにはもってこいです。また標準寄りの広角レンズの部類ではあるものの、F2の開放値でボケ味も楽しめるのが嬉しい。私は気を抜くと開放の設定で撮ってしまいがちなので要注意。(ちなみにX70は18.5mm)

下の写真は正面消波ブロック中央にフォーカスを置いていますが、右下手前のブロックは大分ボケています。四隅は若干流れやすい傾向がありますが、そこまで細かい描写は気にしない性分なので十分に許容範囲。

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/16000, F2, ISO400, Velvia
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/20000, F2, ISO400, Velvia
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/1400, F5.6, ISO400, Pro Neg.Hi

XFレンズの防塵防滴F2シリーズのような線の太さもなく、色乗りも過度なく程よくのってくれる感じです。絞るとビシッときまってくる硬過ぎない写りもお気に入りです。初期に設計されたレンズなので、フォーカスに若干時間がかかるのはご愛嬌。

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/500, F6.4, ISO400, Pro Neg. Hi

いいかげん暑さにやられてしまうので松林に避難(既にこの時点で日焼けで真っ赤)。木陰に入ると穏やかな海風が吹いてホッとします。
見上げて撮った松の写真。拡大してみるとチクチクする松の枝一本一本もしっかり解像しています。

いつもの日常にあらたな価値を

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/7000, F2, ISO400, Pro Neg. Hi
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/10000, F2, ISO400, Velvia
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/10000, F2, ISO400, Pro Neg. Hi

松林の片隅に遠慮した様子で、色付く前の紫陽花を見つけました。間もなく紫陽花の時期ですね。

今年は季節を感じにくい状況にありますが(このセリフ何度目)、自然は例年通りの時を過ごしています。今はこうして道端に咲く紫陽花のように、日常にあるものにしっかりと目を向ける。ほら、ちょっと油断するとピントがズレちゃう。

ファインダー越しに再会した日常

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/8000, F2.2, ISO400, Velvia

マーブルビーチに隣接する「りんくう公園」。この噴水のモニュメントは日時計の役割を果たしているそうな。高い太陽のもと、水しぶきが気持ちいいと感じるよりも、カメラが濡れて壊れたらどうしようと考えるほどには神経質。防塵防滴とはいえ、まだまだお付き合いしていくカメラですから。

X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/8000, F2, ISO400, Velvia
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/1100, F2, ISO400, Pro Neg. Hi
X-Pro2, XF18mmF2 R, 1/8000, F2, ISO400, Velvia

こんなときは釣りをして過ごすのも楽しそうですね。彼らはそこに価値を見いだしているからこそ、良い時間を過ごせているのだと思います。好きなことに打ち込んでいる姿は見ていても気持ちが良い。あいにく私は釣りでジーっと待つほどの根気を持ち合わせていないのですが、夕陽のキレイな瞬間と出会いたいから、その時がくるまで待つほどの粘り強さは備えています。結局良いタイミングで西の空が雲に覆われ夕陽が見れなかった、なんてことがほとんどですが笑。目的があると不思議と待つのも苦でなく楽しくなります。

 

 

帰宅して撮った写真を振り返るとVelviaの方がより初夏の彩りが伝わりそうだったので、撮影時でのPro Neg. Hiの設定を現像時にいくつか変更してみました。Velviaとはいえ色彩の暴力にはならないように気を配りつつ、撮影時の光景を思い出し、こうしてフィルムシミュレーションで自分の描くイメージをより醸成していく作業は楽しいです。

昔は夜な夜なお酒を飲みながら現像をしてましたが歳のせいかお酒に弱くなったようで、近頃はどうも控え気味です。

 

りんくうマーブルビーチの周辺地図