カメラ初心者にオススメしたい、撮りたい表現から選ぶ「Aモード」と「Sモード」

カメラが難しいと感じている人は、
カメラは専門用語が多すぎて理解できない!
設定する機能の数も多すぎて関係性が分からない!
からではないでしょうか?

私がそうでした^_^;

でも、せっかく興味をもったカメラですもの、カメラのオート機能も良いけれど、撮りたい写真を少しは自分で設定して使えるようになりたいですよね。

そこで私がオススメしたいカメラの設定手順を、出来るだけ分かりやすく紹介します。

「表現」の選択と「調整」という手順

自分で設定しようと試みて、最初に立ちはだかる壁は、「絞り値(F値)」「シャッタースピード」「ISO感度」「露出補正」の、4つの機能の役割と関係性についてだと思います

まずは、関係性を分かりやすくするために次のように考えてみましょう。

4つの機能を「表現」と「調整」に分けて考えてみる

「表現(絞り値、シャッタースピード、ISO感度)」「調整(露出補正)」の2つに分類しました。

あとは、ボケを楽しむ「表現A」と時間をあやつる「表現S」、そして画質を決める「表現P」の3つの中から、優先したい表現を選択するだけです。

気軽に撮影を楽しむなら、サクサク撮れる「表現A」

気軽に写真を撮って楽しむなら、ボケを堪能できる「表現A」がオススメです!

例えば次のような表現に向いています。

  • 人(ポートレート)・動物や花など被写体を主題にしたボケのある写真を撮りたい
  • 旅先の風景写真・記念写真を撮りたい
  • 軽快に街のスナップ写真を撮り歩きたい
  • 料理を撮りたい

「表現A」は絞り値(F値)だけ自分の手で設定し、残り2つの表現項目はオートに設定します。
そしてもし撮った写真が明るすぎたり暗すぎたりしたら、「調整」(露出補正)して撮り直します。

 

同時に他の機能をいじろうとすると、サッパリ分からなくなりやすいので、まず「表現」の中から一つを選択して撮ってみる。その撮った写真を見直して、必要なら露出補正で「調整」するという手順を踏みましょう。

街中を歩きながらスナップしたり、人や花を主題にした写真もパシャパシャ撮れるので、私はよくこの「表現A」を選択しています。

ちなみにレンズの絞り値(F値)の数値が小さいほど、主題の背景を大きくボカすことができます。

ここぞと狙ったタイミングを写すなら、時間をあやつる「表現S」

撮影に少しばかり時間を費やして、水しぶきの水滴をとらえた時を止めたようなショットや工場夜景・車のテールランプを把えたいならば「表現S」を選択してみてください。

例えば次のような表現に向いています。

  • 波や噴水の水しぶきを撮りたい
  • 星空を撮りたい
  • 工場夜景(照明の光芒)を撮りたい
  • 夜の車や船のテールランプ(ライトの軌跡)を撮りたい
  • 滝の流れを流動的に撮りたい

「表現S」はシャッタースピードだけ自分の手で設定し、残り2つの表現項目はオートに設定します。
そしてもし撮った写真が明るすぎたり暗すぎたりしたら、「調整」(露出補正)して撮り直します。

 

ただ、「表現S」は「調整」(露出補正)をしても、思い通りの明るさで撮れない場面があります。

例えば夜景や屋内といった暗所でシャッタースピードを長めに設定するときです。

その際は、オートに設定しているISO感度の数値を自分の手で大きく設定してみてください。状況によっては三脚やNDフィルターが必要かもしれません。

多少の手間がかかる分、臨場感のある写真が撮れるのが「表現S」の醍醐味です。

ISO感度(画質を決める「表現P」)とは

「表現P」は画質を自分の手で設定して、残り2つの表現項目はオートに設定します。

そもそもISOも感度も、普段の生活において使うことがない言葉なので意味が分かりにくいですよね。感度くらいは、なんとなーく意味を感じとることができる程度。

ISO感度は、「画質を調整」して暗い状況下でも明るく見えるようにする機能と捉えておけば、夜景や屋内での撮影のヒントにもなるかなと思います。

私の場合は良い画質で表現をしたいとは思っていますが、それなら「表現A」「表現S」のどちらかを選択して、出来るだけ画質が良い設定になるようにISO感度をオートから手動に切り替えて、調整をします。(そのために三脚やNDフィルターが必要になることもありますし、表現を優先するために画質を落とすこともあります。)

まとめ(タネ明かし)

もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「表現A」は絞り優先のAモード、「表現S」はシャッタースピード優先のSモードのことです。(「表現P」はプログラムオートモードです。)

一般的にマニュアル設定というと全ての機能を自分で設定すること、と思いがちです(確かにそうなんですけどね)。でも、一つの機能だけ自分の手で設定して、他はカメラ任せのオートに設定しても立派なマニュアル設定だと私は思っています。

 

ここでは自分で設定して写真を撮るための最初のステップとして、「自分が表現したいことから選択して、機能を選ぶ」手順を紹介してみました。もちろん、絞り優先Aモード、シャッタースピード優先Sモードといったカメラに用意してある「機能」を使ってみて、どういう表現が出来るのかというアプローチもアリです!

色んな方法を自身で試してみて、写真ライフを楽しみましょう。

 

最後に、表現したいことを撮るために、カメラをどう設定したら良いかをより詳しく解説している書籍を紹介します。分かりやすくてオススメです。電子版を購入すると咄嗟の撮影現場でもスマホやタブレットで確認できるので、便利ですよ。